エクストラレッスン
学べるからだ、感じるこころのトレーニング
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iLsリスニングトレーニング
耳から脳へ、音は脳の栄養となる
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「がんばれ!」だけでは解決できない

 私たちは誰でも苦手なこと、努力したにも関わらず克服できないことがあります。それは、運命によるものもあるかもしれません。けれども、発達、成長の道のりの中で何かやり残したことがあり、それが本来の能力の芽生えを閉じ込めている可能性もあります。

 

 例えば、私は小学校の頃ソフトボールをしていました。ところが、ボールを投げればどこかとんでもないところへ飛んでいき、バットを握れば大根切り。父はよくキャッチボールをしてくれましたが、練習しているにも関わらず、自分でも信じられないところにいってしまうボールに私はがっかりしていました。自分はソフトボールは苦手、ずっとそう思っていました。ところが最近、甥とボールで遊んでいる時、「あれ、私、コントロールがよくなっている!」と感じたのです。ボールを投げるのは久しぶりでしたが、まっすぐ投げられるようになっていました。大人なのにうれしい、びっくり。(まだ、バッティングは試していませんが。)

 

 私は直接ボールを投げる練習を重ねて来たのでなく、発達過程をたどり直すエクストラレッスンを子どもたちとしてきたのです。

 

 エクストラレッスンを受けにきている高校生が、こんなことを教えてくれました。その生徒は平泳ぎが苦手だったのですが、「先生、今年1回も泳いでないのに、泳げるようになっていた」と。私はその言葉を思い出しました。こういうことなのかと。

 

 エクストラレッスンは、誕生から7歳までの発達過程をたどり直すことで、学べるからだを整えていきます。学べるからだが準備できれば、自ずと何かを学び、練習の成果が身を結ぶようになっていきます。

 

 とはいえ、このレッスンで何もかもうまくいくということではありません。私は万能なものはないと思います。そして、それが善いことでもあると思っています。それによって、その子どもに関わる大人たちがチームとなって共に子どもを支えていく、ということができるからです。そのチームで大切なメンバーの一人が、保護者であるあなたです。

 

 これから、エクストラレッスンについてお話をしていきたいと思っていますが、子どもの抱える困難に対してエクストラレッスンが万能ではないということを、最初にお伝えしたいと思いました。どう万能ではないのか、その場合他のどんなことが助けになるのか、そして、学べるからだとはどういうことなのかを、これからお話していきたいと思います。